圧力鍋でご飯が炊ける。しかもたったの15分で!
それでいて、炊きあがりのご飯はツヤツヤ、モチモチでおいしいんですよ。
こんにちは、凡人主婦の**aki**(@pochannay)です。
炊飯器が、ある日ふとが壊れました。…いえ、旦那さんが壊しました。
「ほら、炊飯器がなくなったら、そこのスペーススッキリしたじゃない!」
「これを機に、バーミキュラかバルミューダの話題の炊飯器買ってみようよ!」
…なんて旦那さんが言い始めて、わたしはもう意地になって、
「炊飯器、ゼッタイ買わない!」
と決めました。
どうもネットで「炊飯器 代用」などと調べたら、圧力鍋が炊飯器代用の最有力候補に上がりました。
- たった15分でご飯が炊ける
- 家事のダンドリが向上
- 圧力鍋はかさばるけど、毎日出しっぱなしでOK、他の料理にも圧力鍋を使う頻度がアップ
- 炊飯器の分の場所が空いてスッキリ省スペース
- 無駄に保温機能を使わなくて済むように
圧力鍋の炊飯はコツさえ掴めば、失敗もなくなり、おいしく、すばやく、そして光熱費の節約にも貢献してくれます。
- 朝ごはんを炊くためにコンロに火をつけるために起きる(起きなきゃという使命感)
- 蒸気が吹き出すまでの間に他の家事→洗濯機をまわしたり他のおかずの準備をする
- 火加減を調節したらあとは自由→子どもを起こしたり、盛り付けの準備をする
- 炊き上がったら保温はできないので、茶碗などに取り分けて、鍋を水に浸しておく
- ごはんの後、水に浸しておいた鍋を洗う
この記事では、圧力鍋でのご飯の炊き方と、実際に使っている様子をまとめます。
炊飯に使う圧力鍋はどれでもOK! 圧力調節なしの低圧タイプでも問題なし
わが家の圧力鍋は、ティファールの両手鍋です。
購入したは5年以上前で、6リットルの容量です。
煮込み料理は、もっぱらル・クルーゼでしていました。
ル・クルーゼでもご飯は炊けるけど…
ちなみに、ル・クルーゼやストウブでも、もちろん美味しいご飯が炊けます。
しかしながら、火加減の調整が少し難しいのと、圧力鍋に比べると炊き上がりに時間がかかります。
その点、圧力鍋なら、時間も短縮できて、火加減の調整もほぼ必要ないので、ズボラなわたしには向いていたのかもしれません。
圧力鍋でご飯を炊くときのデメリット
…それは、鍋肌にご飯がこびりつきやすいことです。
洗うときは、少し水に浸してから洗うと楽チンです。
▼最近では、圧力鍋の内側に「フッ素コーティング」がされているタイプもあります
圧力鍋を使ったごはんの炊き方の手順
- 沸騰するまでは強めの中火(約3〜5分)
- 蒸気が出たら、弱火で5分
- 圧が下がるまで自然放置(約10分)
最初は強めの中火で、沸騰して、圧力が上がるのを待ちます。
プシューッと蒸気が噴き出してきたら、弱火に!
弱火にしても、圧力が出続けるぐらいが目安です。蒸気が噴き出したら、タイマーを5分にセット。
5分したら火を止めて、圧が下がるまで自然放置します。(約10分ぐらい)
圧力鍋を使った基本のごはんの炊き方はこんな感じ。
お米の量にもよりますが、15分ほどあれば、蓋をあけて食べられる状態になります。
お米の量が多ければ、沸騰までの時間は長くなります。
最後の10分は蒸らしの時間ですが、待ちきれなくて5分程度で開けたとしても、食べられます。
ただし少しべちゃっとした仕上がりになっている可能性大です。
必ず蓋を開ける前に蒸気を抜くのをお忘れなく!
「強火で時短!」というレシピもよく見かけますが、火が強すぎると焦げ付きの原因になります。
▼ティファールの鍋は使いやすくて大好きです
圧力鍋でご飯を炊くときに注意したいポイントとコツ
米とぎ用のザルは準備しておこう
炊飯器と圧力鍋で大きく違うのは、お手軽に水の分量をはかることができる”目盛”がついていないこと。
炊飯器の釜には、2合ならここまでという線が引いてありますよね。
もちろん、圧力鍋には目盛がありません。
ズボラなわたしは、炊飯器の釜の中でお米を研いで、そのまま水を入れて…という作業をしていましたが、正確な水の分量をはかるためにザルでお米を研ぐようにしました。
まぁ、そもそもザルでお米といでたよ!という場合や、無洗米を使っているから大丈夫!という方には、あえて説明するほどのこともありませんが。
圧力鍋で炊くときは、研いだお米を30分は浸水させよう
炊飯器の早炊き機能を使えば、といだばかりの米でもそれなりにふっくら仕上がりますよね。
圧力鍋で浸水時間ゼロでも、お米が炊けないわけではありません。むしろ固めがお好きなら、好みかも!
ただし、わが家のように小さい子どもがいて、柔らかいご飯が好みであれば、浸水時間は最低30分はとっておいた方が美味しく炊き上がります。
わたしは、朝炊くご飯は夜に仕込み、夕飯に食べる分は朝食後か昼食後に浸水させておくようにしています。
よく浸水させたご飯は冷めてもふっくら
保育園に入った長女が、毎日お弁当箱にご飯だけ入れて持っていくようになりました。(おかずは給食)
入園と同時に炊飯器が壊れ焦りましたが、圧力鍋で炊いたご飯は冷めても柔らかく美味しいですよ!
お米を炊くときの基本の水の量のこと
たぶん、ご飯を炊くときに難しいことのが水の量。
お米の品種や状態(新米か古米か)、圧力鍋や炊飯器のクセによっても、最適なお水の量は変わってきます。
米と水の基本の分量
- お米1合に対して180ml
- お米200gに対して200ml
レシピを調べると、”1合”表記とグラム表記が混在しています。
よく炊飯器についてくるカップ1杯は1合(180グラム)です。それだけ間違わないように。
ただ、難しいのはそこじゃない!
米の状態によって、お水の分量は大きく変わります。
この辺は、おうちの米によって変わるので、一概には言えないのです。炊いてみないとわからない!
わたしは、まずは基本の分量で炊いてみたら硬めだったので、少しずつ増やしてみてちょうどいい分量を見つけました。1合に220mlほどお水を入れています。
▼お米の最適な保存方法はこちら
圧力鍋でご飯を炊くとこんなことが不便!
お米を炊くために作られた炊飯器と比べて、すこし不便なことがあります。
- 保温機能がついていない
- タイマー機能がついていない
- ご飯がこびりつきやすい
- 圧力鍋をおかずの調理に使いにくくなる
- 火加減を調整する必要がある
一番大きな違いは、保温機能でしょうか。
圧力鍋で炊き上がったご飯は、すぐに保存容器などに取り分ける必要があります。
時間差で食べる場合は、電子レンジで温めるようになります。
ちなみに圧力鍋の炊飯で、コンロを1口塞ぐことについては、全く気になりません。
実際に火にかけている時間は多くて10分程度なので、前後で他の調理をすれば、さほど影響はありませんよ!
余ったご飯は、温かいうちにタッパーに詰めて冷凍しています。
冷凍保存には、キチントさんのタッパーが優秀!
底のくぼみのおかげで、解凍もムラなくスムーズです。
圧力鍋で家事のダンドリUP!高機能の炊飯器を買うよりコスパが良くておすすめ
うちで使っていた炊飯器、けっこう高かったんです。確か定価は5万円ほど、買値は35,000円ほど。
お米はふっくら仕上がるし、蒸気レスで、お釜も厚くてしっかりしたものが入っていました。
でも、圧力鍋で炊いたご飯の方がずっと美味しい!
しかも圧力鍋なら、平均で1万円〜2万円も出せば買えます。安い炊飯器と同じぐらい。
光熱費で考えれば、絶対圧力鍋の方が節約になります。なぜなら火をつけている時間が5〜10分と短時間で済むから。保温もしませんし。
お米を浸水させる30分間はあった方がおいしく炊けますが、浸水させている間に他のいろいろな家事をすればいいだけ。
時間を決めてやれば、他の家事や食事の準備もはかどります。
あと、うちの旦那さんが炊飯器を壊した理由、丸洗い。これ、電気系の炊飯器は難しいですけど、圧力鍋ならOKです。
炊飯器を買おうか悩んでいる方、炊飯器が壊れてしまって困っている方、ぜひ圧力鍋でのご飯炊きに挑戦してみてはいかがでしょうか?