離乳食の開始=10倍がゆ。
はじめはひとさじしか食べさせないし、ペーストになければならないし、やたらと手間がかかります。
大切なわが子の離乳食ですが、できるだけラクしたいのも親心。
わたしの場合、10倍がゆの作りおき冷凍をする際は、調理は炊飯器におまかせでした。
10倍がゆの作り方は、生米を炊く方法と、炊いたごはんから作る方法の大きく分けて2通り。
欲を言えば、毎回炊きたてのおかゆを作ってあげたい。でも、実際は難しい。いや、やりたくない。(笑)
でも大丈夫。たとえ冷凍したとしても、うまく解凍すれば、しっかり甘みのあるトロッとしたおかゆに元通りです。
ということで、1度の調理におすすめの分量、冷凍保存の仕方とコツ、解凍の仕方をすべてご紹介します。
(大人が食べるごはんから10倍がゆを作る方法については、一切書いてありません。)
10倍がゆのお米を計量〜4分の1カップか大さじ3を準備
- 4分の1カップ=約50g
- 大さじ3=約45g
10倍がゆでは、量が約10倍に増えるので、出来上がり量は約500g。
25gずつ凍らすことのできる製氷機で、約20個分できる計算です。
1日1つずつ10倍がゆキューブを消費したとして、20日分持ちます。
わたしははりきって2分の1カップで作りましたが、これでは作りすぎでした…。
10倍がゆのお水の量は、「米:水=1:10」の割合になるように
お米:お水 = 1:10
これが基本です。
- 4分の1カップ(50g)の場合は、500ccの水が必要
- 大さじ3(45g)の場合は、450ccの水が必要
お水の量は、電子レンジで解凍して温める際にあとからも調整できます。だから少しかたくなってしまっても大丈夫。
柔らかく仕上げるために〜お米にたっぷりお水を吸わせてあげる時間は30分~1時間
普通に炊いても、それなりに柔らかくなりますが、お米の芯までお水を吸わせてあげるのが理想。
30分~1時間ぐらいは、研いだお米をお水に浸してあげましょう。
炊飯・調理は炊飯器の「おかゆモード」におまかせ
おかゆ作りは炊飯器任せでOK。
普段からごはんをお鍋で炊いているならともかく、炊飯器を使う家庭であれば、いちばん成功率が高いです。
しかも放置でOK。
鍋で炊くときのように、火加減やフタの具合などの確認はまったく必要ありません。
10倍がゆができたら、ハンドブレンダーで撹拌してペースト状に
炊き上がったおかゆを、ハンドブレンダーでペースト状にします。
炊飯器のお釜ごと使えるので、洗い物はほとんど増えません。
ものの10秒で滑らかな10倍がゆができあがります。ほぼ裏ごしの必要ないぐらいにできあがりますよ!
ハンドブレンダーがない場合は、すり鉢と茶こしで滑らかになるようにします。
10倍がゆの冷凍のコツ~製氷機から取り出しにくい時は?解凍の注意点
小分けできる製氷機を準備
常温まで冷ましたおかゆを、製氷機に流します。
ここで使う製氷機は、必ずフタ付きのものを用意してください。100均でも手に入ります。
欲張って、仕切り板以上のカサを入れてしまうと、あとで取り出すのに苦労するので気をつけましょう。
4~5時間でカチカチに冷凍できます。
↓取り出しやすいタイプのトレーもおすすめ
製氷機から取り出すときのコツ
いくら10倍がゆとはいえ、粘りがあるので、製氷機から取り出すときにすこし苦労します。
底の部分に外側から流水をあてて少し解凍するか、バットに水を張って2分ほど浸しておくと取り出しやすいです。
ジッパー付き保存袋に移し替え
製氷機から取り出した10倍がゆのキューブを、ジッパー付きポリ袋に移し替えます。
オモテ面に、作成日と内容を忘れずに記載しましょう。
追加で調理したものと混同しないためです。
冷凍庫に戻して約1時間程度経ったところで、1度中身を崩しておくと、くっつきにくいですよ!
冷凍保存は、最短1週間。最長1ヶ月。
わたしは1ヶ月ほど保存しますが、あまりにも霜が付いてしまったり、冷凍焼けしてしまうようなら、早めに処分しましょう。
解凍の仕方~電子レンジのかけすぎに注意
耐熱容器にラップをふわっとかけて電子レンジにかけます。
解凍が足りないようなら10秒ずつ様子見、水分が飛んでしまったらお水を少し足しましょう。
熱くなりすぎた場合は、ちゃんと冷ましてあげてくださいね。
10倍がゆの保存〜こんな冷凍や解凍はダメだよ
- 一度手を付けたものの再冷凍や保存
- 溶けてしまったおかゆの再冷凍
- 自然解凍や流水解凍
1度、だ液が入ったおかゆは、保存不可能です。もったいなくても捨てましょう。
また、再冷凍は品質が落ちます。
解凍の際は、電子レンジで素早く解凍・あたためをしてくださいね!