安くて家計に優しい「鶏胸肉」。わたしは毎週1回は必ず購入します。
パサパサになりがちな鶏胸肉ですが、ちょっと切り方を変えるだけで、お口の中でホロホロするようになるんですよ。
- 漬け込みする時間不要
- 特別な調理器具不要
使うのは包丁だけ!キッチンバサミでもOKです。
一度知ったら、どんなお料理にも応用可能なので、要チェックですよ。
鶏むね肉は叩いてはダメ!
牛肉や豚肉はたたいてお肉を柔らかくするイメージがありますが、鶏肉はドリップが流れやすくなってしまうので叩いてはいけません。
使用するのは包丁のみ!「包丁」鶏胸肉の繊維の方向を見極める切り方1つで劇的に柔らかくなる
簡単に言うと、鶏むね肉の繊維を断ち切って柔らかくするのがコツです。
鶏胸肉の繊維の向きをよく見てみよう
鶏胸肉をよく観察してみると、繊維の向きが3種類存在していることがわかります。
この繊維に沿って包丁を入れてしまうと、繊維の弾力が残ってしまい、かたい食感になりがちなので注意しましょう。
繊維の向きに対して、垂直に切るのがコツです。
では手順を説明していきます。
まずは繊維の方向の変わり目の部分を3つに切り分ける
上の画像のように、鶏胸肉の繊維の向きの変わり目に包丁を入れて3分割していきます。
わたしはいつも、画像左側のいちばん膨らんだ部分を切り落とした後に、残った長い部位を真ん中で半分に切っています。
繊維の向きをよく見て、垂直方向に包丁を入れて切り分ける
青い線が鶏胸肉の繊維の方向だとすると、包丁を入れる向きは黄色の線のようになります。
繊維の向きに「垂直」に包丁を入れて、お肉の繊維を断ち切りましょう。
そうすると、1本1本の繊維が短くなり、鶏むね肉特有のパサパサした食感がなくなりますよ。
この鶏胸肉の柔らかくなる切り方を知ってから、ずっとこの切り方で調理していますが、本当に柔らかいです!
お口の中でほろほろほどけるから、お肉をかみ切ってゴックンするのが苦手な私でもおいしく食べられるよ。
繊維の方向を無視して、繊維に対して平行に切ってしまったりすると、噛んでいるうちに口の中の水分が奪われる感じです。
▼鶏胸肉のジューシーからあげに応用しよう→レシピはこちら
鶏胸肉はお安いので、食べ盛りの子どもが大好きな唐揚げを大量に作ってもお財布に優しいのが魅力ですよね。
今日の夕飯、何にする?
※楽しくてわかりやすい動画コンテンツも盛りだくさん★
さらに知って損しない!切り方以外にもある鶏胸肉を柔らかく美味しくする方法いろいろ
つまようじやフォークで穴を開けて、漬け込みする方法
鶏胸肉の表面に、つまようじやフォークなどで穴を開けて、ポリ袋で調味料をもみもみします。
フォークで刺したあと、一口サイズに切り分けてもOK!
鶏胸肉1枚分の分量
- 酒大さじ1
- 塩少々
- 砂糖小さじ3分の1
鶏胸肉の表面に穴を開けるのが効果的なのは、パサパサしがちな鶏胸肉に、水分を取り込みやすくするためです。
わたしはよくお肉を切った状態でもみもみしますが、鶏チャーシューなど姿のまま調理するものは、まるごとで大丈夫ですよ。
砂糖をまぶずのは、砂糖に水分を逃がしにくい「保水効果」があることを利用しています。
台所の砂糖が固まってしまうのと同じ原理です。ちなみに、料理酒がなければ水でも大丈夫です。
余力があれば、鶏肉の表面に片栗粉をまぶしてから焼いたりすると、プルッとして食感がよくなります。水分をより閉じ込めてくれますよ。
「ブライン液」についても要チェック!
鶏胸肉を柔らかくする魔法の水(詳しくはこちら)に漬け込むだけで、ジューシーになりますよ!
ブレンダーを常備して鶏ひき肉にすれば応用力アップ
お店で鶏ひき肉を買うと、賞味期限が短くてすぐに使わなければいけないですよね。
わが家では、離乳食の際に購入したハンドブレンダーを使用して、家でひき肉を作っています。(→離乳食便利グッズについてはこちら)
三色そぼろ丼の鶏そぼろや、鶏つくね、キーマカレー、煮物や汁物の足しにしたりできるので便利です。
ひき肉にすれば、子どもには食べやすくなるので、かなり重宝すること間違いありません。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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