大切な主食のお米、どのように保管していますか?
わが家は以前、米びつに常温でお米を保管していました。そしたら、白い小さい芋虫がいるのを発見してしまいました…。
こんにちは、凡人主婦の**aki**(@pochannay)です。
お米に白い芋虫(コクゾウムシ)を見つけてしまってからというもの、わが家ではお米をペットボトルに移し、冷蔵庫に保存するようにしました。
ペットボトルに白米を移すときは、100均に売っている「ろうと」を使うと便利です。
もちろん、お米の保管はペットボトルである必要はありません。
- ジッパー付き保存袋
- 大きめのタッパー
- 専用の米びつ容器
など、冷蔵庫に入る保存容器であればなんでもOKです。
お米を冷蔵保存すると、容器が結露して品質が保てないという意見もあります。しかしながら、
- お米は消費が早い
- 冷蔵庫を長時間開けることはない(温度の変化は頻繁ではない)
ということもあり、わが家では容器の結露が気になったことはありません。
お米を常温保存しておくと、「コクゾウムシ」という虫が発生する!【写真あり※閲覧注意】
お米にわく白い芋虫は「コクゾウムシ」という虫。
コクゾウムシは、別名「米食い虫」とも呼ばれていて、昔から農家が悩まされている虫で、そこに米がある以上、コクゾウムシが紛れていてもまったくおかしくありません。
毒虫ではありませんので、うっかり食べていてもカラダにはまったく害もありません。
でもコクゾウムシ、絶対食べたくないですよね!
実はわたしも成虫(羽が生えた状態)になったコクゾウムシは見たことがありません。幼虫(白いイモムシ)までなら、わがやの米にウヨウヨしているのを見てしまいました。
それはもう、本当にキモチワルイです。
最初、コクゾウムシの対処法を何も知らなかったときは、ひとつひとつ白い幼虫を手で取って捨てましたが、トリハダ立ちます。(それでもごはんはおいしく食べました。)
白米は冷蔵庫に入れて保存すると、コクゾウムシの活動が弱まって成長が止まる
白米を保存するとなると、真っ先に思い浮かぶのが「米びつ」。
うちも最初は白米を米びつにいれて保存していました。米びつでももちろんいいのですが、最大の欠点は大きいこと。
大きいがゆえに、米びつごと冷蔵庫に入りません。
寒い冬ならまだしも、暑い日も、ジメジメした日も、そして現代の暖かいつくりの住宅の中で保存していると、確実にお米に虫がつきやすい環境になってしまいます。
キッチンシンクの下の収納戸棚で米びつで常温保存とか絶対にダメ!
冷蔵庫に入れておけば、年中低温でお米の保存ができるので、万が一虫がついていても虫の活動がにります。(冬眠状態になります)
ちなみにお米の虫除け剤は、わいてしまった虫については効果があまりありません。
コクゾウムシが発生してしまったら即冷蔵庫に入れる!
コクゾウムシは、お米の粒の中に卵を産んで、生まれてくるのをじっと待っています。
コクゾウムシが卵を産んだ白米は、黒く変色しています。
そして、約15℃以上で活発に活動をするので、室温で保存しているとどんどん幼虫になっていってしまうのです。
冷蔵庫に入れることで、コクゾウムシは死にはしないものの、冬眠状態になります。
(うにょうにょした白いイモムシが、黒く丸くなります。)
とりあえず冷蔵庫に入れて低温になれば一安心。コクゾウムシが成虫(羽が生えた状態)になるのは食い止められます。
ちなみに、うちでコクゾウムシが発生したときは、ペットボトルなんて用意していられなかったので、おうちにあるタッパー総出で詰めて、冷蔵庫に突っ込みました。
虫がわいたあとにお米を研ぐ時の注意点
コクゾウムシが生息していそうな場合、以下のことに注意してお米を研げば安心です
- 最初、白米に水を入れるとき、静かに水を入れてください。
- 虫に食われたお米、卵を産んだお米、白いイモムシが浮きます。
- 浮いてきたうわずみは捨てましょう。
もし1匹でも白いイモムシが浮いてくるようなことがあれば、注意してお米を研いだほうがいいです。
1匹いれば、他にコクゾウムシがいてもおかしくありません。
同じ袋の分の白米を消費するまでは、浮いてくるコクゾウムシをよく確認してお米を研ぎましょう。
コメの保存はペットボトルで安心&節約&省スペース収納が実現
わたしは、ペットボトルに入れてお米を冷蔵庫に保存しています。
2リットルのお水やお茶のペットボトルを洗って乾燥させておいて、そこに白米を入れて冷蔵庫に入れておきます。
2リットルのペットボトルですと、約1升(1.8キログラム)のお米の保存が可能です。
5キロなら約3本弱、10キロなら5本弱で全部移せます。
もちろんタッパーなどに入れて白米を冷蔵保存してもいいのですが、お米を計量するときペットボトルの方が便利です。
冷蔵保存できれば、コメの防虫剤は必要ない!
防虫剤ってお値段も高いし、終わってしまうペースが早いので、買わなくて済めばそれに越したことはないですよね。
ペットボトル以外におすすめのお米の保存容器は?
ジッパー付き保存袋
密閉性も保てて、使ったら1回1回捨ててもコストが安いので常に衛生的です。
▼開閉しやすい「イージージッパータイプ」が使いやすいですよ
無印良品 冷蔵庫用米保存容器(2kg)
フタがメジャーカップになっているので、これ1つでお米の軽量まで済んでしまいます。
2kgしか入らないので、5kgや10kgのお米を買った際は、使う分だけ無印良品の保存容器に入れ、あとは袋ごと密閉して野菜室に保管しておきましょう。
KEYUCA ライスストッカー
無印良品の米保存容器にそっくりな、KEYUCA(ケユカ)のライスストッカーです。
こちらは、横に寝かせて保管もできる点がポイント。(無印良品は縦のみです)
お値段も、無印良品の米びつとほぼ同額です。
一度虫が付いた米びつは再発の可能性あり。継続して使う場合は、よく消毒しよう
1度虫が発生した保存容器は、卵などが付いてしまっている可能性が高いです。
小さいものなら熱湯消毒、大きいものならよく洗って天日干ししましょう。
でも!
1度虫が付いてしまった米びつは、よく洗ったとしても、またコクゾウムシが発生してしまうリスクがつきまといます。
コクゾウムシが成虫になってしまったら?
コクゾウムシが、羽が生えた状態の成虫になってしまった場合、健康に害はないといっても、精神衛生上、問題になりますよね。
▼羽が生えた虫がわいてしまった場合の対処法は以下のとおり。
- 天気のいい日に新聞などを広げて、そこに虫が付いた白米を広げ、天日干しします。
- 羽の生えたコクゾウムシを逃がします。
- 幼虫も活発に動いて、自分で逃げていくやつもいるそうですが、残っていたらピンセットなどで取り除きましょう。
再度天日干しして、虫をある程度除いたら、冷蔵庫に入れます。
このとき、結露してしまうとカビの原因になりかねないので、常温に戻してから、冷蔵庫に入れると安心です。
ほとんどの場合は、コクゾウムシにお目にかからないで済みます。
最初から冷蔵庫に入れておけば、お米の味はそのまま、コクゾウムシを寄せつけず、もし発生しても活動を鈍くさせることができます。
ペットボトルを使えば、低コストで便利に保存できますし、冷蔵庫にも入れやすいメリットがあります。
白米って、決して安いものではないですし、日本人の食卓に欠かすこともできませんよね。
そんな白米を正しく保存して、おうちでおいしいお米が食べられるように気をつけましょう。