うちの実家には、雑種の自由気ままで、年寄りの、メス猫が1匹。その飼い猫に、帰省中に洋服におしっこをされてしまいました。
「ニオイ取れたかな?」と思っても、洋服を着ていると「ぷ〜ん」とおしっこ臭がしてくることもあって、完全に取れていないことは、今までに何度もありました。
猫のおしっこはただ洗濯しただけではニオイが取れないので厄介ですよね。
猫のオシッコ臭の豆知識
- おしっこをされてしまったのを見つけたら、すぐに水かお湯ですすぐ(時間が経つほどニオイが取れにくい)
- 洗濯機で普通に洗濯してもニオイは取れない
- 消臭スプレーはあまり効果がない
- もしニオイが取れたとしても、猫は同じところにまたオシッコする可能性がある(マーキング)
- 小さいものなら、重曹で煮洗いもおすすめ
猫ちゃんにオシッコされちゃったら、オキシクリーンが便利なんだって。私の赤ちゃんの時のうんち汚れの洗濯にもよく使ったって言ってたよ。
この記事では、実際にわたしがおこなった猫のおしっこの臭い取りの洗濯方法をご紹介します。
猫のオシッコ臭を取るには、オキシクリーンが超優秀〜ぬるま湯でオキシ漬けしよう
10年以上前から猫と暮らしていたので、消臭効果のある洗剤などは何度か試したことがありました。
でも実感として以下の方法はうまく行かない!と感じています。
- ファブリーズなどの消臭剤→おしっこ臭には劇的な効果がない
- 重曹→煮洗いできればいいが、洋服は鍋に入らない
ですが、わたしが試した中でただ1つ、一発でオシッコ臭を撃退した洗剤がありました。
それが「オキシクリーン」。
コストコに出かけると、大容量の箱が売られています。青いつぶつぶ(界面活性剤入り)の海外版と、まっ白の日本版がありますが、海外製の方がより洗浄力は上ですね。
なお、「オキシクリーン」と「酸素系漂白剤」は同じ成分の洗剤になります。
酸素系漂白剤は液体と粉末の2種類が販売されていますが、この記事では粉末の酸素系漂白剤を使用しています。
オキシ漬けのポイント
- 40度〜60度ぐらいのお湯で効果が抜群
- 洋服のシミ取り、臭い取りの場合は、バケツ1杯に対して30グラムを使用(大さじ2)
- つけおき時間は、20分〜30分でOK(お湯が冷めるまでが目安)
- オキシ漬け終了後は軽くすすいで普通に洗濯すればOK
- 肌の弱い人は、ゴム手袋を使おう
- 色の濃いお洋服は色落ちの可能性があるので注意
オキシクリーンでの洗濯の際の注意点
塩素系漂白剤に比べ、色落ちはしにくいですが、洗剤の量や素材により色落ちの可能性もあります。
大事なお洋服は、狭い範囲で試してからやってくださいね!
猫のおしっこ臭を撃退する「オキシ漬け」の手順をご紹介
オキシ漬けの前に! まずはオシッコされてしまった服をすすぐ
ちなみに、猫にオシッコされてしまったのは夜中。気づいたのは、朝。すすぎ洗濯したのは、その日の午後です。
約半日の間、猫のおしっこを放置してしまった状態です…。
まずは水かぬるま湯ですすぎます。特にコツはなし。とにかく何度もすすぎます。
画像のジーンズは、洗面台にぬるま湯をはりながら、3回ほどすすぎました。
40度〜60度のお湯を準備。オキシクリーンを入れて洋服をつけおきする
オキシクリーンと45℃程度のお湯でつけおきしていきます。
バケツ1杯に大さじ2ぐらいが目安だよ。
もしかしたら泡が出ないかもしれませんが、日本版のオキシクリーンは界面活性剤が入っていない関係で、泡立ちにくいです。
シャボン玉石けんの酸素系漂白剤も同様に界面活性剤が入っていないので、泡立ちにくいですが、特に心配は不要です。
▼こちらの洗剤もオキシクリーンと同じ成分です。赤ちゃんにも安心して使えますよ。
お湯が冷めたら、もみ洗いして軽くすすいで洗濯機へ
つけ置きしたら、オキシ漬けの中でぐいぐいもみ洗いします。
その後、軽くすすいで、あとは洗濯機におまかせしましょう。
「オキシ漬け」をするだけで、時間が経ってもいやなニオイがプーンとしてくることはなくなりますよ。
とは言え、猫には一度おしっこした服だとバレているので注意
人間が感じないニオイでも、猫はするどく感じています。少しでも自分のニオイが薄れていることがわかった時点で、またマーキングの標的です。
脱いだ後などは、猫ちゃんの入れない部屋などにちゃんと隠しておいてくださいね。
ジーンズの「オキシ漬け」の色落ちはどの程度?
ボウルの中のお水が少し青みがかっているのがわかりますか?
オキシクリーンなどの酸素系漂白剤は、衣服の色落ちをさせにくいということではありますが、まったく色落ちしないというわけではありません。
ということで、わたしのジーンズも少し色落ちしました。が、洗いあがりを見てみると、さほど影響はありません。
猫の尿で汚れたものをコインランドリーやクリーニング屋さんに直接持ち込むのはマナー違反
お布団とか、上着とか、洗濯しにくいもにオシッコをやられちゃうと、洗うのたいへんだよね。
わたしも過去にクリーニング屋さんに助けを求めたこともありましたが、排泄物関連は断られる場合も多いです。←ニオイでわかっちゃいますよ。
もしお布団など大きいものにオシッコをされてしまった場合は、お風呂にオキシクリーンを溶かしてもみ洗いしてから、コインランドリーなどに持ち込むのがおすすめです。
▼浴槽でオキシ漬けすると湯アカなどがスッキリ気持ちいいですよ
猫におしっこされないためにも、大切なものは手が届かないところへしまっておこう
常に、猫は、自分のなわばりを広げようと狙っている…。
いつもはいない人が家に来たりすると、いつもはお粗相をしないような猫ちゃんでもおしっこをしてしまう可能性が十分にあります。
大好きな飼い主のニオイが染み付いたお洋服にうっとりして、思わずおしっこしてしまう猫ちゃんもいます。
うちの猫は、洗濯機のフタを開けておくと、中に入りこんで寝たりおしっこしたりすることもしばしば。
オシッコされてしまったもので、洗える衣服などは洗うにしても、洗濯しにくいバッグや大事なお洋服にオシッコされてしまうととても厄介です。
- 床や椅子の上にものを置かない
- 猫ちゃんが入れない部屋を作り、そこに収納しておく
- タンスやバッグなどを開けたままにしない
など、オシッコされないように未然に防ぐ努力をしなければいけませんね。
▼オキシクリーンを使った洗濯、その他いろいろこちらの記事にもまとめてあるのでよかったらどうぞ