子どもが牛乳を飲むようになると、必ずと言っていいほどこぼします。
- こぼした牛乳で子どもの洋服の袖や裾が濡れる
- テーブルから床に流れ落ちる
- 焦ってこぼした牛乳をタオルや布巾などで拭き取る
- タオルや布巾にも牛乳が染み込む
- カーペットも牛乳まみれ…
牛乳の生臭いイヤな臭いがついた、洋服と布巾とカーペットの完成です…。
もちろん、牛乳に罪はありません。
栄養価たっぷりなので、子どもの成長にも、カルシウム不足のわたしにもなくてはならない存在ですよね。
子供って、こぼすのが仕事だよね。そして、いつも私たちはお掃除係。
こぼした飲み物が「お茶」だったらいいんですけどね。牛乳を掃除した後って、「学校の雑巾の臭い」みたいなことになりませんか?
- 牛乳だと、そのまま洗濯しただけでは臭いが取れない
- 時間が経つと黄ばんでくる
- 洗えないカーペットにこぼしてしまった時に困る
ということで、わが家で実践している、布モノに牛乳をこぼしてしまった時の対処法をご紹介します。
- 牛乳を揉みだして、水ですすいで絞る
- どうしても牛乳の成分が布にちょっと残ってしまう
- 雑菌が牛乳の成分を食べる
- 雑菌が繁殖する
- あの牛乳特有の生臭い臭いを放つ…
牛乳の臭いがあんなにも生臭い原因は雑菌が繁殖するから!栄養価が高い牛乳は雑菌の大繁殖の温床になりやすいんだって。だから「殺菌」が大事だよ!
この記事では、丸洗いできる布モノの洗濯方法を説明しています。もし丸洗いが難しいラグやカーペットなどに牛乳をこぼしてしまったら、こちらの記事を参考に対処してみてくださいね。
牛乳の生臭い汚れ落としの3つのポイントと、効果的に臭いを消し去る手順
- 酸素系漂白剤
- 40℃〜50℃程度のお湯
粉末の酸素系漂白剤がいちばん力を発揮するのが、40度〜50度程度のお湯のときです。
酸素系漂白剤について詳しく知りたい方は、この記事内のこちらに書いてあります。(青文字タップでジャンプできます)
2つのポイント
- 酸素系漂白剤を使う前に、牛乳をできる限りもみ出す
- 必ずお湯を準備する
- 天日干しする
手順1 まずは布モノに染み込んでしまった牛乳をもみ出す
臭いの原因を吸い込んでしまっている布から、できる限り牛乳を絞り出してください。
牛乳なら、白く濁った液体が出てこなければOK。
布に残った牛乳をもみ出すのは、かなり重要なポイントです。しっかりもみ出せないと、臭いが残る原因になります。
この間に、お湯を少量沸かしておきましょう!
手順2 蛇口から出るお湯(40度前後)または熱湯をシンクまたはバケツなどに溜める
臭いが気になる布モノに、酸素系漂白剤を小さじ2ほど入れて、お湯を入れてよく溶かします。
バケツまたはシンクに、漂白したい衣服が浸かるぐらいのお湯を張りましょう。
もし、色落ちが気になるものを漂白する際は、この時点で目立たない場所で試してみてください。
手順3 酸素系漂白剤の中で牛乳の臭いがついてしまった布をもみ洗いする
布地が酸素系漂白剤につけても大丈夫そうでしたら、もみ洗いしていきます。
繊維の中までなじむように、酸素系漂白剤の成分を揉み込み洗いしてくださいね。
お肌が弱い方は必ずゴム手袋を…!
手順4 もみ洗い後、熱湯を足して温度を上げてつけおき
ぬるま湯の中でもみ洗いした仕上げに、熱湯を足してください。ここで50度ぐらいになれば、酸素系漂白剤が最大の力を発揮できる環境になります。
そのまま、お湯が冷めるまで放置しましょう。
手順5 水でよくすすいで、天日干し
すすぎがうまくできてるか不安なら、仕上げは洗濯機が無難そうだね。
天日干しにより、雑菌の死滅につながります。ちょっとした黄ばみなら天日干しで解決することもあるよ。
普段、部屋干しや乾燥機で洗濯物を乾かしている場合でも、牛乳の臭いやシミが気になるお洋服は天日干しをおすすめします。
酸素系漂白剤が牛乳の臭い撃退(雑菌を殺菌)に手軽で便利!
牛乳が染み込んでしまった布類をキレイにするには、
- まずは牛乳を揉み出す
- 雑菌の繁殖を防ぐ作業
この基本的な2つのステップが大切です。
わが家で、牛乳を拭き取るのに使われた布巾を例に説明したいと思います。
そもそもこぼした牛乳をふき取るときは、捨ててもいいボロ布か、キッチンペーパーなどを使うことを強くオススメします。
汚れてもいい布や捨てる直前の布モノなら、未練なく処分できるもんね。
「酸素系漂白剤」とは何か?
酸素系漂白剤というのは、「過炭酸ナトリウム」という成分の洗剤です。
液体と粉末の2タイプが売っていますが、粉末の方がおすすめです。
粉末はアルカリ性、液体は酸性と、持ち合わせている性質が違うんだよ。
うまく使えば、粉末の酸素系漂白剤の方が消臭力が高く、汚れ落ちもいいです。
塩素系漂白剤ではダメなの?
漂白剤というと、塩素系を思い浮かべる方も多いと思いますが、塩素系の弱点としてあのツーンとしたプールのような臭いと、色柄モノには向かないというデメリットがあります。
酸素系漂白剤は、洗剤自体の臭いが気にならず、色柄モノにも使え、殺菌・消臭の効果も持ち合わせてる洗剤です。
お洋服に使ったり、牛乳のイヤな臭いをとったりするには、粉末の酸素系漂白剤が最適。
お肌が弱い人は、ゴム手袋を使ってくださいね!
酸素系漂白剤はタンパク質を溶かしてしまうため、絹や毛(ウール)製品など、動物系繊維には粉末タイプは使えません。
酸素系漂白剤はどこで買える?
酸素系漂白剤は100円ショップでも売っています。
商品名で言えば
…あたりが有名です。
商品名に関わらず「酸素系漂白剤」と表示があるものか、成分表に「過炭酸ナトリウム」と書いてあればOKです。
▼赤ちゃんのお洋服から安心して使える酸素系漂白剤はこちら
▼こんなことにも使える酸素系漂白剤!
洗えないじゅうたんやカーペットに牛乳が染み込んでしまった場合は?
洗濯できるような布ものなら、たとえ牛乳をこぼしてしまったとしても、上記の手順を何度か繰り返すことで気にならない程度になります。
が、簡単に洗えないじゅうたんやカーペットはどうすればいいのか?
そんなときは重曹が便利です。
重曹には、消臭作用もありますし、モノによっては食用に使われるぐらいなので子育て中でも安心して使うことができます。
▼水気を拭き取った後、重曹を振りまいてから掃除機で吸うと効果的ですよ