熱がなくても起こる「良性乳児けいれん」の様子と親がすべきこと

先日、次女が1泊の検査入院をしていました。その時も含めて、すべての検査が終わりました。そもそも何だったのか?というと、突然前ぶれもなく”ひきつけ(けいれん)”を起こしてぶっ倒れたのです。

こんにちは、凡人主婦の**aki**(@pochannay)です。

赤ちゃんには「けいれん」なんて、よくあること。ほとんどの場合は「熱性けいれん」です。高熱が出ているとき、もしくはこれから熱が出てくるときに起こることが多く、熱が下がれば症状も落ち着きます。

わが子の場合、熱もないのにけいれんを起こしました。”非熱性けいれん”というパターンです。この場合、真っ先に疑われるのが、脳の病気。しかもうちの次女の場合、夜けいれんを起こし、朝にもけいれんを起こしました。こんな感じで立て続けにけいれんを起こした場合は、「精密検査を受けなさい」と言われます。

まぁ、親にとっても、何だかわからないでけいれんを起こされることを思えば、原因がわかった方がいい。大病院まで遠い田舎に住んでいる状態で、またけいれんが来た時は恐ろしい…。なんてこともあり、「入院しましょう」という先生の言葉は、神的にホッとしました。

そして幸いなことに、検査の結果、次女はなんの異常もなく、「良性乳児けいれん」と診断されました。

正直、わが子がけいれんを起こすなんて思ってもみませんでした。自分の子どもが熱性痙攣にみまわれた友人たちが声をそろえて「死んでしまうかと思った!」と言っている気持ちがよくわかりました。

ということで、みなさんのわが子にこんな災難がないことを長野の田舎から祈っていますが、決してめずらしいことではないので、状況を知ってもらいたいと思うのでまとめます。この記事では、熱性けいれんではなく、熱がないときに起こる「非熱性けいれん」という症状の体験です。

スポンサードリンク

初めての「けいれん」はお風呂上がり

うちの次女は、とても発達がよく、ごはんもよく食べる超元気な赤ちゃん。7ヶ月ぐらいからは、すでにつかまり立ちをはじめ、体重の増加も申し分ない健康優良児です。

いつものように、お風呂に入る。たまたま土曜で、旦那さんがいたので、わたしが次女の体を洗って旦那さんに服を着せてもらおうと託します。そしたら、「なんかおかしい!」と旦那さんが焦ってる声が聞こえてきました。

どうしたのー?と呼んでみたら、次女を連れてきて、一目で「けいれんだ!」とわかるような形相。ちなみに長女はそんなことはなかったので、実際のけいれんをみたのがこれが初めて。

そして旦那さんは、そんなこともつゆ知らず、「のぼせたのか?!」と思い込んで、なぜか外気にあてようとベランダへ。

「ちょっと、待ちなさい!!床に寝させてー!!」と素っ裸のわたしが風呂から叫ぶ。今思い返すと、コントのようだけど、このとき夫婦はそれぞれ必死だった。

とりあえずバスタオルを巻いてとんでいき、次女の様子を確認。…顔が真っ青だ……。

オロオロしている旦那さんを横目に、そっこう救急車を呼ぶためにスマホをつかんで連絡。人生で2度目の救急車出動要請。1回目は、歩いてたら自転車のおじさんが車にぶつかって目の前に吹っ飛んできたのを見て救急車を呼んだ。その時の経験もあり意外と冷静に電話できたと思う。しかし身内は初めて…しかもわが子!

で、電話中もけいれんは続き、電話から6分後に救急車が到着した時はやっと落ち着いていた感じ。

けいれん後、次女は死んだように眠る。思わず旦那さんが、「生きてますか?」と聞いたぐらい、ぱったり寝てしまう。

お風呂に入ったのが引き金だったのか?という不安はその後のけいれんでなくなる

最初は、お風呂が原因だったのかも…と思っていましたが、次の2回はお風呂に関係ありませんでした。時間帯も朝だったり夕方だったりと特に法則性もなく、本当に原因不明…。

けいれんの様子はこんな感じだった

まず、目は白目。救急隊の方たちは、「眼球上転(じょうてん)」という言葉を使っていました。

手足はグッと力が入り、曲げた状態でガタガタ震えている感じ。呼吸は乱れて、ものすごく苦しそう。けいれんの最後の方は、もはや息ができなくて、顔が紫色になってしまう。

あとで先生にも聞かれましたが、泡は吹いていませんでした。

この状況を終始見てしまった長女が、「○○ちゃん、変な顔になっちゃった…。」とその後1週間ほどつぶやき続けることになります。親が見て悪夢にうなされそうな形相なんだから、長女には刺激が強すぎたと思う。

けいれんしていた時間に関しては、最初2〜3分だと思っていたけれど、たぶん実際は5分以上だったと思う。なぜそう思ったかと言うと、その後2回起きたけいれんで時間をはかっていたら、体感時間とかなりのズレを感じたから。

その後、2回のけいれんは割と軽かったと思う

2回目、3回目はしっかり時間を計測。どちらも3分弱でした。顔が紫になるほどではなかったものの、やはり目は白目。どちらもいきなりでした。もちろん熱が上がるということもなく…。

救急車は呼んで大正解だったぞ!

日本人は、緊急ボタンとか遠慮して押しにくいなんてことをよく聞きます。一方で、救急車をタクシー代わりに使うな!ということもよく聞いたりして、正直一瞬救急車を呼ぶことに関して迷いました。

が、あとで聞いたところ、「赤ちゃんのけいれんと窒息は迷わず救急車を呼んでいい。」という話を聞きました。

うちの次女の場合、その後に脳の検査を受けることになるので、最初から大病院に連れて行ってもらえたことから、すぐに検査してもらえるという安心感もプラス。

それに、けいれんは立て続けに起こるということもあり得ます。入院施設が整う病院に運んでもらうことで、緊急時にもすぐに様子を見てもらい、必要に応じて入院させてもらえるというのもありがたい。

病院での処置はこんな感じだった

救急車で運ばる途中は、指に付ける装置で酸素量と脈拍だけはかっていました。この間、次女はぐっすり眠っていました。あとで聞いた話によると、けいれんは体力をものすごく使うのでだいたい寝落ちしてしまうんだとか。

酸素量は、けいれんの状態マックスだと数値30ぐらいになり、これって普通の酸素量(100ぐらい)の半分以下になってしまうんだって。そりゃあ、苦しいわけです。

病院に着いたら、問診と血液検査。うちの場合、その日の夜はもうけいれんが起きることはなかったので、血液検査の結果だけ待って帰宅。ちなみに血液検査は異常なしでした。

結局、夜7時ぐらいに着いて、病院出たのは深夜11時過ぎだったよ。

次の日に、小児科の予約を取って帰宅。でも残念ながら、朝にまたけいれんが起こります。で、入院と。

8ヶ月の赤ちゃんが入院。付き添いの親が準備すべき持ち物と身の回りのこと

2017.04.26

思い当たることはないか聞かれるので、片っ端から申告

救急車で運ばれた日も、次の日の小児科でも、「思い当たることはありませんか?」と聞かれます。遺伝性のてんかんも疑われるので、直系の家系図で誰かてんかんだった人いませんか?とも聞かれます。

  • 親戚にてんかんはいない
  • 熱性痙攣になった人もいない
  • 長女の乳児期には何もなかった
  • 授乳中の母はバセドウ病で投薬治療している
  • お風呂上がりの温度変化が怪しい?
  • 体を起こした動きが引き金になった?
どれも、原因としてパッとせず。

それと同時に聞かれるのが、時間軸の話。何時何分に何をしていた?前後の行動は?といったような内容で、主にけいれんの時間帯行動の様子けいれんが起こった時間(何分間だったのか)を確認する作業のようでした。

そして、けいれんの様子を聞かれます。固かったのか、それとも力は入っていなかったのか、左右差はあったのかなど。しかしながら、わが子のけいれんに初めて遭遇した親には観察する余裕などなかった…。しかも、複数の子どものけいれんを見たことがあるならともかく、自分の子だけでは比べようもないので、けいれんの様子なんでうまく説明できない!

病名がわかるまでにした検査

  1. 血液検査
  2. CT
  3. MRI
  4. 脳波
主にこの4つ。血液検査は、てんかんなどの症状が出やすい成分の異常がないか調べていました。CTは、立体版のレントゲン。これは、一瞬でバシッと撮ってもらえるので簡単。

難関はMRI。撮ったことある方ならわかると思いますが、ものすごくうるさい。ガーガーギーギー、よくわからない磁力の音が響き渡る中で、30分もかけて撮るので、赤ちゃんには高難度の検査。

しかも、2台しかないMRIの機械の予約がいっぱいで、空いた時間にサッと入れてもらうという荒技だったので、いつ撮れるかわからないという難しさ。一生懸命、昼寝させないようにして、入院した2日目の夕方にやっとお声がかかりました。眠くなる薬をもらえるものの、最後20分ぐらいで起きてしまった次女。でも、8割方撮れたとのことで、OKが出ました。

脳波は、なんか細かい線をいっぱい頭につけられる検査。だけど、静かなところでできるので、寝てしまえば待っているだけ。赤ちゃんなので起きている時の脳波というのはとらないで終わりましたが、眠りが浅い時を見計らって、フラッシュをチカチカさせる検査をしていました。あれ、てんかんの検査だと思う。

昔、ピカチュウの10万ボルトのシーンで、てんかん発作多発したっていうのが問題になりましたがそんな感じのやつ。

結局、何も問題なかったので「良性乳児けいれん」という結果に

1週間の間に、全ての検査をしてもらい特に異常がなかったので、「良性の乳児けいれんでしょう」ということに落ち着きます。

  • 4〜8か月の乳児に多い
  • 発達に異常がなく突然起こる
  • 熱が出ていないときに起こる
  • 繰り返す
  • 1歳半〜2歳程度で自然に落ち着く
もう、なんでもいいけど、脳に異常がなくて良かった。本当に。

しかしながら、1週間のうちに合計3回けいれんが起こったので、少量の投薬治療を行うことになりました。テグレトールというお薬。脳の興奮を抑えて、てんかん発作を抑える薬のようです。「良性乳児けいれん」もてんかんの一種のようなので、このお薬のよう。量はほんのちょっと、1日1回。気休め程度の量です。

けいれんが起こったときにするべきこと

薬を飲んでいても、またけいれんが起こる可能性は十分にあります。熱が出てしまったときにも、もちろんけいれんは起こるかもしれません。そんな時は、こんなことに注意しながらわが子の様子を見てあげてください。

  1. まずは横に寝かせる(吐き戻しで窒息などを防ぐため)
  2. けいれんの始まりから終わりまでの時間をはかる
  3. けいれんの様子を見る(目や手足の様子)
  4. けいれんの継続時間が5分以上になったら救急車
  5. もしけいれんが5分以内に落ち着いたら、様子を見てかかりつけの病院に相談
  6. 熱をはかっておく
何回かけいれんを目にすればわかりますが、危ないときは息ができなくなります。顔が真っ青になるやつ。このボーダーラインが5分ぐらいなんだと思う。

とはいえ、けいれんで死ぬことはないらしいので、焦らずに様子を見ましょう。

初めてけいれんが起こっちゃったときは、迷わず救急車でいいと思う。多分、初めて見たら、もう気が動転して、ママは泣き叫んで発狂しちゃうぐらいすごい形相になっちゃうから。ほんとだよ!

わたしは次けいれんがきてしまったらこうする予定

動画を撮る。
なんて不謹慎な!と思われるかもしれませんが、動画を撮っておけば、先生に説明するのがラク。時間も測れるし、けいれん中の様子は口で説明するより、見てもらった方が確実に伝わる。それに、けいれんが起こったら、基本的にそっとして見守るしかない…。だから、親にできることは、その時の様子をしっかり明確に病院の先生に伝えることだと思う。


スポンサードリンク

決して他人事ではないことだけ知っておいて欲しい

正直なところ、わが子にけいれんが起こるなんて思っても見ませんでした。長女が何もなかったので、当たり前のように次女もないだろうと、全く心配していませんでした。

実際に、わが子のけいれんに遭遇する親の方がもちろん少ない。それにけいれんのほとんどが、熱性けいれんなんだから、なんの前ぶれもなくひきつけを起こした今回の件はまさに寝耳に水。

あとから、「けいれんが起こった時って、どうするのが正解なんだろう?」とか、予防できる策はなかったのか?(ないけど)とか、ちょっと悩んだりしましたが、予備知識があれば全然違うなということは、ひしひしと感じました。

小児科の先生に、「お子さんのけいれんを見たのは初めてですか?…それはさぞ驚いて焦ったことでしょう。つらかったですね。」と言ってもらったときは、うっかり涙が出そうでした。それだけ、見ているのが辛い。

ぜひ、自分の身に起こらなくても知っておいて欲しいと思います。

スポンサードリンク











あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

ABOUTこの記事をかいた人

長野県の北の方に在住の2児の母。大学卒業後の新卒で勤めた金融機関を5年で退社。専業主婦のかたわら、ブログ運営、ライターに励むフリーランス。 このサイトでは、自分の生活で気になったこと、役立ったこと、悩んだことなどを、思いついたままに書いています。

詳しいプロフィールはこちら